最終更新日 2024年10月28日 by Mashup Reporter 編集部
凶悪犯罪の増加が市民生活を脅かす70年代のマンハッタン。強盗に妻を殺害されたチャールズ・ブロンソン演じるポール・カージーは、出張と休暇を兼ねて訪れたアリゾナで、都会生活で失われた開拓者精神に触れる。ニューヨークに戻ったカージーの表情はそれまでと違っていた。そして次第に自らの手で正義を追い求め始める・・・。
自警主義は英雄と言えるのだろうか。公開当時、賛否の議論を巻き起こしたビジランテ映画の古典『デス・ウィッシュ』(Death Wish,1974)で、アリゾナから戻ったブロンソンが降り立ったのが、ジョン・F・ケネディ国際空港にある近未来な建物、TWAフライトセンター(TWA Flight Center)。ジェットエイジを代表する建築物で、1962年から2001年まで稼働していた。ファンに惜しまれつつ引退したが、2019年にホテルとしてリニューアルオープンした。スタイリッシュで曲線的な空間、レトロな机や椅子にいたるまで隅々がオシャレ。人々の旅を特別なものにしてくれたに違いない。泊まらなくてもロビーで食事やお酒が楽しめる。最終日の空き時間に訪れてみては。
所在地:ジョン・F・ケネディ国際空港 第5ターミナル近く。エアトレイン「Terminal 5」駅で下車。(MAP)
作品情報
Death Wish(デス・ウィッシュ)
監督:Michael Winner
脚本:Wendell Mayes
俳優:Charles Bronson、Vincent Gardenia、William Redfield、ほか
公開:1974年7月24日
音楽:Herbie Hancock