最終更新日 2025年1月4日 by Mashup Reporter 編集部
はるばるやってきたニューヨーク。せっかくだから思い出に残る最高の写真を撮りたい。今回はそんな方に向けてニューヨーク”ならでは”の風景が撮影できる写真スポットをご案内します。最後に記事で紹介している住所一覧を掲載します。旅程の参考にご活用ください。
マンハッタンのスカイライン

イーストリバー越しからは、まさにカレンダーや記念葉書にあるような摩天楼が立ち並ぶマンハッタンの風景が堪能できます。撮影するならば、クイーンズのガントリー・プラザ・パーク、ブルックリンのウィリアムズバーグにあるイーストリバー州立公園、ブルックリン橋越しのダウンタウンの景色であればブルックリンのダンボにあるブルックリンブリッジ公園から素晴らしい景色が撮影できます。また、ブルックリンブリッジ公園のPier6という埠頭は、プロカメラマンの夜景や明け方の撮影スポットとしてよく使用されています。
自由の女神

ハドソン川に浮かぶリバティー島にあるアメリカの自由と民主主義の象徴、自由の女神は高さ46メートルに達する巨大な像です。リバティー島とエリス島をめぐるフェリーに乗船し、島に上陸して近くから撮影する方法のほか、マンハッタンのダウンタウンにあるバッテリーパーク、スタテン島を無料で往復するスタテン島フェリーの船上から撮影する方法も人気です。
オールド・ニューヨーク

フィナンシャル・ディストリクトにあるストーン・ストリートは、マンハッタン最古の道とされ、情緒があふる古い石畳の景色で知られます。100年以上前に築造されたトライベッカ地区にある小道Staple Streetにかかる空中回廊やチャイナタウンの街並みも昔の面影を残すものとして有名です。ブルックリンでは、ダンボ地区の石畳のノスタルジックな景色もおすすめです。
ブリッジ・ブリッジ・ブリッジ

ブルックリンとマンハッタンのダウンタウンを結ぶブルックリン橋は、観光客やカップル、ランナーなど、いつも多くの人々で賑わいます。14年の歳月をかけて1883年に完成したこの橋は、当時世界最長の吊り橋で、ニューヨークの技術力の象徴であるとともに街の発展を支えてきました。1964年には米国の歴史的建造物に指定されています。橋上からの眺めに加え、ブルックリン側からの景色が有名です。
ブルックリン橋と並ぶイーストリバーの吊り橋3兄弟の一つ、マンハッタン橋は美しい外観で知られています。ブルックリンのダンボ地区のワシントンストリートからの眺めは、映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』のポスターになっています。また橋上からも、マンハッタン側のFDRドライブと呼ばれる高速道路やチャイナタウンを上から見下ろした風景など、面白い景色が撮影できます。
アール・デコなニューヨーク

さまざまな様式の建物が共存する街並は、ニューヨークを歩く楽しみの一つです。1930代に建てられた高層ビル群は、アールデコ様式の傑作でニューヨークの景色を決定的に変える役割を果たしました。なかでもV字型の照明挿入部や鋼鉄の尖塔が特徴的なクライスラー・ビルディング、展望台観光が人気のエンパイア・ステート・ビルディング、ロックフェラー・プラザが代表的です。クライスラービルの撮影スポットとしては43rdストリート&マディソン・アベニュー、または43rdストリート&2ndアベニュー。上から撮るにはサミット・ワン・ヴァンダービルト展望台がおすすめです。アールデコ建築以外にも、アッパーイーストサイドに残る1800年代後半の金ピカ時代に完成した豪華で壮大な建物を見て回るのも人気です。
アートなニューヨーク

ニューヨークの街のいたるところにインスタ映えするパブリックアートやミューラル、グラフィティが多数存在します。リトルイタリーのオードリヘップバーンはその一つ。観光客の記念撮影にも人気です。チェルシー地区の駐車場の壁に大きくペイントされた紳士がハートを描くグラフィティ(ニック・ウォーカー)、ブラジル・サンパウロ出身のストリート・アーティスト、エドゥアルド・コブラによるマイケル・ジャクソン、マハトマ・ガンジーの壁画、ダルメシアンが実物大のイエロータクシーを鼻で持ち上げる高さ11.5mのSpot、巨大な鋼鉄の彫刻Almo、イサム・ノグチ作Red Cube像など、点在するアートを探してみてはいかがでしょうか。
夕日とニューヨーク

マンハッタンでは5月と7月の年に2回、西側のマンハッタンのビルの谷間に太陽がまっすぐに沈む様子が観察できます。マンハッタンヘンジという名で親しまれており、碁盤目に造られた街路を突き抜けるように夕日が照らす現象は、神秘的な感覚さえ覚えます。撮影のベストスポットは42ndストリート沿いで、とりわけ東端のチューダーシティ・ブリッジとグランドセントラル駅のパークアベニューにかかる橋(Park Avenue Viaduct)は最も美しい景色が撮れる場所として、朝から多くのカメラマンが陣取ります。
恋人たちのニューヨーク

ある秋のはかない男女の恋愛を描いた映画『オータム・イン・ニューヨーク』の冒頭に登場するセントラル・パークのボウ・ブリッジはロマンチックな出会いの場として広く知られ、古くから多くの恋人たちを魅了しています。弓形のシルエットと繊細なビクトリア調の装飾をほどこした愛らしい景観から、インスタグラムやウェディング撮影のスポットととして人気です。セントラルパークには、このほかにも、水辺に立つエレガントなベンチ、レディース・パビリオン、ニレの木に囲まれた並木路ザ・モールなど、カップルの撮影におすすめの場所が数多くあります。ニューヨーク公共図書館やブルックリン橋もウェディングの撮影場所によく使用されます。以前、ブルックリン橋のフェンスに永遠の愛の証として南京錠をかけるカップルがあまりにも多く、交通上危険と判断したニューヨーク市が一斉に撤去をする事態に発展したこともありました。
映画とニューヨーク

ゴーストバスターズがお化け退治に出動する消防署は、マンハッタンのダウンタウンのトライベッカと呼ばれる地区にあり、観光や記念撮影の名所になっています。トライベッカの北にあるウェストヴィレッジにはテレビドラマ『フレンズ』でレイチェル、モニカ、ジョーイ、チャンドラーが暮らすアパートとして登場する通称フレンズ・アパート・ビル(90 Bedford St, New York, NY 10014)、ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』のキャリーの家やドラマをきっかけに大ブレークしたマグノリアベーカリーのオリジナル店など、ニューヨークにはポップカルチャーに登場する場所がふんだんにあります。